2022/09/08 16:18
~ポルボロンってなに?~
およそ1200年前に作られたといわれる伝統菓子が「ポルボロン」です。
その名の通り、口の中でほろほろと解ける独特の食感と、素朴で優しい味わいが人気です。
古き時代の人々も、修道院で作られたポルボロンを口に入れながら、
ポルボロンは、ほろほろ崩れるという意味です。
その名の通り、口の中でほろほろと解ける独特の食感と、素朴で優しい味わいが人気です。
スペインでは、クリスマスの時期にとくに食べられるお菓子として有名です。
~シスター手作りの修道院製のポルボロン~
安心院(あじむ)トラピスチヌ修道院は、1981年に沖縄県の宮古島に創立されました。
後に、より多くの方々がアクセスしやすい環境を求めて、
2001年に現在の修道院がある大分県の安心院に移転しました。
聖べネディクトの戒律のもと、祈りの生活をおくりながら、その労働としてお菓子作りに従事しています。
ベトナム人の若いシスターたちと共同で作る焼き菓子はどれも一級品です。
人気のポルボロンも、伝統的な味を再現するために、シスターが試行錯誤の末作り出しました。
安心院修道院のシスター手作りのポルボロンは、
四種類のフレーバー(プレーン、シナモン、ベトナムコーヒー、抹茶)があり、どれも美味です。
~ポルボロンを三回唱えると…~
ポルボロンには、口の中に入れて崩れないうちに
「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と3回唱えることができたら幸せになる、願いが叶うという言い伝えがあります。
古き時代の人々も、修道院で作られたポルボロンを口に入れながら、
自らの願いをそっとしたためたのかもしれません。
そんな想像をしながら、食べるのも修道院菓子の楽しみのひとつです。
そんな想像をしながら、食べるのも修道院菓子の楽しみのひとつです。